四国一周ツアー11日目。激しい凸凹道に苦戦した昨日。お尻痛い、スピード出せない、E-BIKEが壊れそう、とイイ事無し。今日はどうか平穏無事でありますように。午後からは傘マークのため早めに出発。路面は懸念していた程、悪くなく。1日振りの快適走行。ありがたや。徳島目指して国道11号線をひたすら東へ。

香川県最後の観光は「引田の町並み」。一帯は国道を外れ、入り組んだ路地の奥にひっそりとあります。自転車から町並みを観光。鮮やかな赤に目を惹かれたのは「かめびし屋」。1753年創業の老舗醤油屋だそう。通りに漂うお醤油の香りがイイ匂い。一方の「松村家」は珍しいグレーの土壁。江戸時代は町人が武士を見下ろすのはNGという仕来りが。なので2階が低め。身分の違いって面倒ですね。今回は「讃州井筒屋敷」を見学。お醤油やお酒造りで栄えた商家とのこと。広――いお庭から、お金持ちだった事が窺えます。小さな町には個性が溢れていました。

かめびし屋。閑静な住宅街に突然現れる赤にビックリ
松村家。2階の虫籠窓(むしこまど)は江戸時代の町家ならではの造り
讃州井筒屋敷。外観だけでも十分大きいお屋敷ですが
中に入ると、その広さに驚きます。画角に収まりません笑

引田を過ぎると、早くも本日ゴール「鳴門」入り。のどかな海の隣を走り、何だか久しぶりに落ち着きます。松山辺りから町・町・町といった感じだったので。お昼ご飯は、海鮮が有名な「びんび屋」へ。平日にも関わらず行列が。豊富なメニューに迷いに迷い、お刺身定食を注文しました。これが大正解!色んな種類のお刺身が楽しめるのです。一切れずつですが、分厚い!!そしてどれもモチモチ・プリプリ。瀬戸内が育む幸は最高です!!そして。鳴門といえば、忘れてはならないのがワカメ。鳴門は三陸に次ぐワカメの一大産地です。お味噌汁、と侮るなかれ。神がかった食感に唸ること間違い無し。この定食かなりオススメです。

お刺身定食・1,800円なり。イイお値段ですが、その分の価値があります

びんび屋を出ると小雨。急がねばなりません。次の目的地は「鳴門公園」。鳴門スカイラインの向こうです。筆者は知っています。過去に行った事があるので。辿り着くには山越えが必要な事を。車でも大変な坂道がある事を。でも今日は何だか大丈夫。あの屋島を走破しましたから。挑む坂は幾ばくか。要は漕げばイイのです。体得した無心を発動。現実に逆らわなくなりました笑。しんどいは変わりませんが。余裕を持って「四方見展望台」に到着。成長しました。眼下に広がるウチノ海にはポツポツ浮かぶ何か。ワカメの養殖ですかね??イイ眺めです。更に先の「堀越橋」からはプチ渦を発見。これも渦潮ですよね??

四方見展望台からの眺め。島の向こうにはどんな景色が隠れているのでしょうか
堀越橋からの眺め。渦の赤ちゃんが産まれています

スカイライン終盤。下りの段差舗装が超ビッグ。スピード抑制には効果十分でしょうが、自転車素人には恐怖なのです。凸凹のたびに大きくバウンド。転けないかヒヤヒヤしつつも、歩道が狭いので、通らざるを得ず。登りより精神を持っていかれたかもしれません泣。

さて「鳴門公園」も間もなく。ラストクライムは短くも急勾配な蛇の道。ゴールが見えると無心になるのは難しく。うんうん言いながら到着。お疲れ様でした。次第に雨が本格化。ギリギリ難を凌いだ模様です。土砂降りですが観光タイム。今ほどカッパに感謝することはありませんね。公園内には展望台が点在。角度を変え、鳴門海峡大橋と海の眺めを楽しめます。千畳敷展望台からは渦潮が見えることも。余程流れが速いのか、逆らう船がゆっくり走行。ちなみに筆者は過去に観潮船を体験済みのため割愛。間近で見る渦のうねりは想像以上のものがありますよ。是非ツアーで行ってみてくださいね。

見晴台からの眺め。雨の中に浮かぶ橋も悪くないですね
千畳敷展望台からの眺め。橋に近づくと、その大きさに圧倒されます

豪雨止まず。鳴門公園からは急な下り坂だそう。滑ると危険という村田さんのご判断で、本日は走行終了となりました。PM 14時。少し早いですがお風呂タイム!時間もあるので長湯許可が。歓喜!「鳴門天然温泉 あらたえの湯」へ。贅沢にも源泉掛け流し。炭酸泉があったのも個人的ポイントです。女湯の露天風呂は四方とも壁でしたが、男湯の露天風呂からはボートレースが観戦できるそうですよ。斬新ですね。

本日の宿泊先は、泊まるのは二回目・「旅籠屋」です。家族で滞在できるような広いお部屋を一室料金で泊まれるこちら。荷物が多いツアーでは重宝します。晩御飯は「肉問屋 じゅわっち」。文字通り、じゅわっちな元気を貰ってきました。お肉料理が美味しいこと。徳島県産の阿波尾鶏が存分に楽しめます。〆のデザートに鳴門金時の焼き芋ブリュレを頂き、華麗に幕引き。今夜もご馳走様でした。

名物・鶏もも唐揚げ。骨付きもも肉を丸ごと一本揚げ。永遠の食べ盛りにはたまりません
阿波尾鶏ズリ刺し。砂ずり独特の食感は、生だとまた違います

今日は天気に恵まれず、最後まで走りきれなかったのが心残り。悪路が少ないのは幸いでした。ツアーも残すところ後3日。着々と終わりが・・・。最近はよく考え事をしながら走ります。自分はこれからどうしようか、どうしたいんだろうか。旅の出会いを通じて様々な価値観に触れ、「無難」に固執しなくてもイイんだなぁと思い始め。逆に増えた選択肢にアラサーは迷子です(ヤバい)。ツアーが終わる頃、何か答が出せるのでしょうか。明日は晴れますように。

四国一周まであと656 km

モニターツアー【カメコ編】 記事一覧

DAY走行場所走行距離
1高知県 高知市~須崎市55 km
2高知県 須崎市~四万十市74 km
3高知県 四万十市~土佐清水市55 km
4高知県 土佐清水市~愛媛県 愛南町59 km
5愛媛県 愛南町~宇和島市40 km
6愛媛県 宇和島市~喜多郡 内子町58 km
7愛媛県 喜多郡 内子町~松山市62 km
7.5愛媛県 松山市 & 今治市走行はお休み
8愛媛県 松山市~今治市77 km
9愛媛県今治市~香川県観音寺市92.5 km
10香川県 観音寺市~高松市83 km
11香川県 高松市~徳島県 鳴門市73 km
12徳島県 鳴門市~海部郡 宍喰町99.5 km
13徳島県 海部郡 宍喰町~高知県 室戸市48 km
14高知県 室戸市~高知市77.5 km

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