四国一周ツアー14日目・ツアー最終日。「旅籠屋」で目覚める朝。広い客室をソワソワ。今日が最後というのは、室戸まで来ているし、頭では分かっていますが、どうにもこうにも腑に落ちず。走れば、実感も湧くのでしょうか。そして四国一周の環がついに繋がった時、何を思うのでしょうか。まだ見えぬ最後。気を抜かず走り抜こうと思います。旅籠屋の無料朝食のクロワッサンとオレンジジュースをお腹に入れて、ラストランです。

今日も国道55号線を走って行きます。左手には、雄大な日本海の丸い水平線がどこまでも。広い地球では、人間もミジンコみたいなものだなぁと。何をしていても何者でもないんだろうなぁと。幾度と無く見た海に、今日はそんな事を思います。右側の景観は山から徐々に家々に移り変わって、段々と海の見えない内陸に。

「吉良川町 重要伝統的建造物群保存地区」は、ちょっと特徴的な町並み。立ち並ぶ家々の白壁には、瓦がフリルのように突出しています。デザイン性を追求した結果かなと筆者所感。いえいえ、ちゃんと機能がありました。「水切り瓦」といって、強い雨や日差しから壁を守る働きがあるそうですよ。台風銀座ならではの独自対策。水切り瓦があれば、白壁の寿命は10年延びるそうで。恐るべしですね。

吉良川の町並み。かつて土佐備長炭の積み出し港として栄えた町
白壁×なまこ壁×水切り瓦で、豪華でお洒落な建物に
水切り瓦は、富の象徴。幾重にもなる程、お金持ちであることが分かります

奈半利町では、思わず立ち止まる光景が二連発。歩道に生えた低木の向こう、一帯を埋める丸太・丸太・丸太。高知は森林面積が日本一という話。ここにはどれ程が集積しているのでしょうか。重機が何とも器用に丸太を立てて真っ二つに割っていく様はギャップがあってクスッと笑える一幕。そうして丸太ゾーンが終われば、鉄工所の鉄棒が並ぶゾーンへ。何たる既視感。

奈半利木材共販所。見渡す限りの丸太は圧巻です。こんなにも一体どこから?
丸太の海を見た直後に現れた鉄棒たち。完全にデジャヴです笑

また、なだらかな海が戻ってきました。道中にヨーロッパ調の休憩所が。隣に置いてあるベンチからは、砂浜と海が見えそう。何だかそこに座ってみたくなり、村田さんに内緒で寄ってみることに。思った通り、ベンチからは絶景。海から吹き抜ける風が何ともイイ気持ち。電ちゃんと海を一緒に撮ったら、きっと絵になるだろう。いつからかE-BIKEを電ちゃんと呼んでいました (我ながらイイ名前だと思っています笑)。14日間も一緒に過ごしたら愛着も湧くもの。まだ電ちゃんの撮影会をしたかったけど、そろそろ村田さんに心配を掛けそうなので、あとに・・・。

お洒落な建物は公共トイレでした
将来、椅子取り合戦になりそうなロケーション
我が相棒・電ちゃん

朝ご飯は少なめだったので、おやつという建前で「大山茶屋」のお蕎麦を吸引。駐車場には、無謀身にゃんこが日向ぼっこ中。望む海には、2隻の船が仲良く右から左へ。地引き網漁だそう。ゆっくりと流れる光景に、何を急いでいるんだろうなぁと内省。実は筆者、退職したてで絶賛フリーの身です。ツアー最中も頭の片隅を支配するのは今後のこと。この旅で沢山の生き方を知ったことで、かえって進む方向を決めかね、日を追うごとに焦りを感じていましたが。大丈夫。落ち着いて考えれば良いのです。

お蕎麦を頂いた大山茶屋
海を眺めながら頂くお蕎麦は美味しいに決まっています
お昼ねこ。可愛すぎるモフモフ
海を行く2隻の船。癒しの光景

大山茶屋の下の小道に入って、「大山岬」と海沿いの景観を楽しんだら、また国道55号線に合流。「伊尾木漁港」にはカラフルな船が浮かんでいました。漁港も沢山通ったけど、船を近くに見ることも無かったかもと記念写真。

細やかな光景にも心が動くようになった気がします

「伊尾木洞」は、300万年前の地層が波で浸食されて出来た洞窟。吸い込まれそうな入り口。然程長くない洞窟の先には神秘的な光景が広がっています。左右から挟むように岩肌がそそり立ち、大地から見下ろされている気分。ジブリ映画「もののけ姫」に出てきそうな世界観です。こだまの音が聞こえそう。

洞窟入り口。辺りにはシダ植物が群生しています
洞窟を抜けるとジブリの世界
直立にそそり立つ岩肌。静かな迫力を感じます

村田さん「焼きナスのアイス、食べたいですか?」。・・・え?笑。世には奇妙なものが存在するんですね。本日おやつ2軒目。お店の名前は「焼きナスのアイス」。店内には、焼きナス以外にも、青のりや生姜に酒粕といった一癖ありそうな子達。斜め上は嫌いじゃありません。焼きナス&生姜&青のりのトリプルで注文(←欲張り)。てっぺんの生姜は、爽やかで夏に食べたら間違いないお味。真ん中・焼きナスが予想外でした。驚く程そのもの笑。焼きナス特有の香ばしい香りを隠すどころか超全開。ベースのミルクが絶妙にマッチしていて、とってもお洒落です!ラスト青のり。これも突っ込みたくなる程、まんま青のり笑。なのに美味しい。不思議です。普通のアイスに飽きたら、是非訪れてみてください。

前衛的主張
上から生姜・焼きナス・青のり。焼きナス味が、高級イタリアンで出されても頷ける美味でした

食べ物以外で楽しみにしていたのは「高知安芸自転車道」。アイスのお店を少し逆走した辺りから始まるサイクリングロードです。入り口を入れば、早速、日本海の眺め。車道からは見られない、サイクリストだけの絶景です。こんな贅沢、あって良いのでしょうか。自転車道は国道55号線と付かず離れず。

入り口には自転車道が始まるサイン。これで迷いません
どこまでも絶景。よそ見しても大丈夫な走りやすい道です

椿咲く道には思わず心が躍りました。まだ3月。道中になかなか花を見掛けないので嬉しいもの。その近くにはお遍路さんのための休憩所(?) が。お遍路さんも通る道なんですね。身一つで歩き続ける大変さを思えば、自転車、特にE-BIKEは本当に楽なもの。ありがたいことです。道沿いには、琴ヶ浜の砂浜に出られるポイントもちょこちょこと。この海も、あとどれだけ見られるのでしょうか。松林の木漏れ日を抜けて、自転車道も終盤。足元のブルーラインには、「四国一周 高知30km」と。

椿咲く道。女子旅っぽい光景
お遍路さんの休憩所。中にはお遍路さんを模した案山子や折り鶴が
沢山の願い達。届きますように
琴ヶ浜。サイクリストの皆さんが愛車を撮りたくなる気持ちが分かりました
何だか気持ちが落ち着く道

自転車道は、村田さんの目の届かない分、一人を強く意識するけど、自由で開放的。心地良い孤独感です。一人旅ってきっとこんな感じ。改めて一人で走ってみたいですね、相棒はやっぱり電ちゃんがイイけど笑。自転車道ラストは下り坂。終点の香南市サイクリングターミナルで村田さんと無事合流しました。このまま海沿いの道を抜けて、「手結港可動橋」へ。車道の橋が、船の通過時に跳ね上がる仕組み。ジブリ映画「崖の上のポニョ」で見た事があるような。「むろと廃校水族館」といい、「伊尾木洞」といい、高知にはジブリっぽいスポットが多いですね。

手結港可動橋。手前には踏切が
珍百景。かつてこんな道路を見た事がありません

「道の駅やす」では、村田さんのお知り合いが作られているメロンを、ジュースで頂けると聞いてお立ち寄り。日曜日とあって大賑わい。お目当てのジュースはといえば店主不在。店先には「15分後に戻ってきます」。村田さん「15分も止まっていたら遅くなっちゃう。先に進みましょう」。え?まさかのお預け?もっと早く走れば、いやゆっくり走った方が良かったのか。「もってるねぇ(笑)」と村田さん。めちゃくちゃ楽しみにしていたのに!!理不尽。無慈悲。鬼ですか?筆者は15分待ちたかったですよぁああああ(※共感求む)。

「道の駅やす」にあった珍しいお野菜。メロンジュースの写真が撮りたかった

あまり冷静ではないものの、先を行くしかありません。気を取り直して、本日3度目のおやつで「たいびんび」へ (メロンジュースが飲めたら、おやつ4回目の筈でした。食べ物の恨みは怖いのですよ笑)。甘くない鯛焼き「つまみ鯛」が頂けるお店。気さくで癒やし系のご夫婦が経営されておいでです。鯛焼きは注文後に焼いてくださるスタイル。目の前で調理の様子が見られるのも楽しいポイント。熱々の鯛は、もっちり生地で具材はゴロゴロ。抜群の美味しさでした。味はスタンダードと肉味噌の2種類がありますが、どちらも必食の一品です。

たいびんび。かわいい鯛のイラストが目印
左:肉味噌。右:スタンダード。端の食感もアクセントになって美味しいのです
岡山には、つまみ鯛が泳いでいるラーメンがあるのだとか

イラストレーターの奥様に似顔絵をお願いしました。誰でも美人に描いてくれるそうです。参考画像に写真をとなったので、自分ができる全力綺麗を演出 (※底上げが成功したかは不明)。似顔絵ができる間に赤岡の街を散策しました。「おっこう屋」には骨董品がずらり。誰かが使用した形跡の残る品々には、新品に無い温もりを感じます。「弁天座」は愛媛県の内子町で見た「内子座」に似ているような。残念ながら閉館中だったので見学できず。たいびんびへ帰還したら、完成した似顔絵が。確かに美人に盛れています。サイクルジャージと電ちゃんも一緒。これは旅の記念になりますね。ありがとうございます。

おっこう屋。地域の人達が持ち寄った味のある品々が並びます
弁天座。明治時代にできた芝居小屋
描いてくださった、たい子さんと一緒に。似顔絵ずっと大切にします

次の目的地は「高知空港 緑の広場 トリム公園」。空港を離発着する飛行機を間近に眺められるとのこと。楽しみです。道はもう随分と日常感が溢れる景色。旅もいよいよ終わりなんですね。振り返れば、村田さんにはあらゆる機会を与えて頂きました。大自然の景色、人との出会い、伝統文化、初めての民宿やゲストハウス、動物との触れ合い、等々・・・。角度を変えて、筆者が楽しめるものを、刺激になるものを試行錯誤しながら与えてくださいました。今回もまたその一つなのだなぁ、と考えると泣けてきます。

公園は間もなく。感傷がバレないように真顔を意識してMURATA号の元へ。飛行機が見えるポイントは、広大な砂浜と海という絶好のロケーション。ワクワクで飛行機が来るであろう空を仰ぎみていたところ。「飛行機が来るのは当分先みたいだねぇ」と村田さん。・・・何・・・ですと????筆者の運の悪さ。仕方ないです。ですが・・・。数刻前の感動が着地できませんんん。最後の最後になかなかオチです笑。

飛行機はあの向こうに見えると思います(多分)。遠くに見えるのは室戸岬

ここからは県道14号線を抜け、ゴールの「若宮八幡宮」を目指します。道中、田んぼに突如現れた謎の半円は、「前浜掩体(えんたい)群」。第二次世界大戦で、戦闘機の防空壕に使用されたそうです。あまりにも平和な土地。ここで戦争が本当に?想像できないとは、実に恵まれていることだなぁと改めて思います。平和に感謝せねば。

のどかな中に戦争の跡。今は物置に使われていたりと、本当に平和です

村田さんからの着信。初日にオハギをGETした「あんこスイーツかしこ」。もう1度行くのはどうかな?というご相談でした。勿論喜んで。ところが、スキル迷子を最後まで発揮しまして通過する事態。「道沿いなのに何故見失うの?笑」と村田さん。色々締まってくれない最終日。そして予想外の修羅場が。「浦戸大橋」。浦戸湾を跨ぐ大きな橋ですが、歩道は細すぎる幅60cm。車道から高い位置にあり、自転車から見ると細さ・高さが際立ちます。少し隣は、容赦ないスピードで車がびゅんびゅんと。バランスを崩してしまえば・・・。あまりの恐怖に歩く事を決意。最後まで電ちゃんと走りたかったですが。背に腹は代えられませんから。

橋を渡りきり、ようやく一息。後は初日、桂浜を目指した道を、今度は高知に向かって走るのみ。改めて見た桂浜の海は、ツアーの何処で見た海よりも巨大に感じました。またここから始まる、そんな気持ち。ゴールはもうとても近いです。ツアー中は速く走る事に執着していましたが。この時ばかり、最後の広大な景色が終わらないようにゆっくり漕ぎました。それでもいつかは終わり。若宮八幡宮に向けて、海と別れ、町の方へ。

最後の海。広大な景色に身が引き締まる思いがしました

「若宮八幡宮」。とうとう見えてきてしまった文字に形容できない気持ち。「鎮守の森公園」を抜けた先が本当にゴール。初日は公園を抜けられることも知らなかったな、と一漕ぎ一漕ぎ。足に伝わる少し軽いペダルの重み。電ちゃんとここまで走ってきました。

若宮八幡宮・公園前に到着。四国一周はもう目の前

若宮八幡宮の前には村田さんが待っていました。「四国一周した感想は?」と村田さん。何を感じているのか、自分さえ分からず、言葉を紡ごうとモゴモゴはしますが。「大きな事を達成した時には言葉にならないものだよね」と筆者の胸中を汲み取ってくれました。村田さん、ありがとうございます。

四国一周 完走のとき。約1,000 km。最高に幸せな旅でした

気を取り直し、最後のミッション「槍通す輪」。若宮八幡宮には境内に高さ4mの槍が立ち、願い事を書いた紙を輪に巻き付けて、それを輪投げ。槍通せるか、という運試しです。ちなみにツアー初日にも、四国一周を祈願してチャレンジしましたが。輪を後方に飛ばす珍プレイをかますなど、結局通らず。「一度竹お助け申候」と書いた竹棒の力を借りて、何とか通せた訳です。さて、最終日はどうか。初日の反省を活かし、輪の軌道はまずまず。あと数投で入りそうと思えた時。お参りにきていた近所のお母さんが「応援していい?」とまさかの参戦。お母さんの力も借りて、ついにその時が・・・。筆者、無事自力で槍通せました!!万歳!村田さんとお母さんも喜んでくれて、またそれが嬉しかったです。

初日に苦戦した槍通す輪。結果を裏付けるように一筋縄ではいかない旅でしたが、無事やり通せました
槍通す輪の由来

最後に四国一周の記念撮影。長宗我部元親の像のたもとへ。四国を平定した戦国大名の偉業と、四国一周を重ねて、初日にはお力を頂いたものです。足元には四国のシルエット。地図に縮小すれば全容は見えますが、人という小さな点からは全く掴めぬものでした。毎日はボチボチの進捗で、輪になっていく実感がなかったので。四国一周をしたという事実は、嘘のように遠く感じ、妙な面持ちです。出発点に戻ってきた、ただそれだけが今理解できている唯一です。

長宗我部元親像と四国。電ちゃんと一周したのが本当に不思議

MURATA号の停まる駐車場に戻ると、そこにお母さん。「良かったらこれあげる」。頂いたのは「高知家」のバッジでした。「高知県はみんな家族やから。何かのご縁。貴方ももう家族の一員よ」。初対面の方から家族と言われるのは初めての事。こんな愛ってありますか。そりゃ号泣もします。自分と身内と他人という考え方が多い中、皆が身内と考えられたなら、考える人が増えたなら、世界は素敵になる筈です。「隣人を愛せよ」とはこういう事でしょうか。後から「四国一周した時にも泣かなかったのにね笑」とは村田さん。同意です笑。

お母さんがくれた高知家のバッジ。宝物です

一周を終え、ホテルにはMURATA号で向かいます。電ちゃんとはお別れ。実際には、明日ツアーオプションのしまなみ海道を走る予定がありますが、四国を一緒に走ることはもう無いと思うと、想像以上の寂しさが。MURATA号に乗せられる電ちゃんをうっかり止めそうになり、手を引っ込め。電ちゃんが無ければ、四国一周は為し得なかったのです。物言わぬ電ちゃんにありがとうの念を沢山送りました。

最後のお宿「オリエントホテル高知」に到着。まだフワフワした気持ちで汗を流し、食事に出かける準備。これから打ち上げです。1階のロビーには、一緒に打ち上げをする岡林さん。岡林さんもまた村田さんと同じくツアーを作り上げられているお方です。「おめでとーーーー!!ハグしたいけどコロナだからね」とエアーハグ。知り合って間もなくにも関わらず。実際にお会いした時も、ツアー中もSNSから、何度もエールを下さっていました。どれだけ励みになったことか。最後にはゴールを一緒に万歳してくださる。こんな風に想ってもらえるなんて幸せ者です。

フロントにあった謎キャラ。高知のお酒文化にもいつか触れてみたいです

打ち上げは、待っていました!「ひろめ市場」。高知県で外すことのできないお食事処です。広い屋内には沢山のお店が軒を連ね、高知の幸が所狭しと並んでいます。村田さんイチ押しは「やいろ亭」だそう。鰹のタタキやうつぼの唐揚げ、鰹のハランボやあおさ海苔の天麩羅などなど。今回のツアーでは、四国の美味しいものを沢山知れたのも大きな収穫です。ラストには〆スイーツ。最高で最後の夜。こうして筆者のツアーは終わりを迎えました。

ひろめ市場。高知の美味しいはここに集う
やいろ亭。特にここの鰹のタタキは絶品
お塩で頂く鰹のタタキ。藁焼きの香りがたまりません
鰹ハランボ。脂が乗っているのにさっぱりと頂けます
高知といえば!今日ほどお酒が美味しい日は無いかもしれません。
市場内の「コミベーカリー」でケーキをGET!やっぱり最後は甘味です

最後に、親愛なる村田さんへ。

14日間、本当にありがとうございました。

迷子問題を始め、随分と手間の掛かるモニターだったと思いますが、大丈夫でしたか?笑。私が私自身の旅ができるよう、最低限の助言にとどめ、徹底して陰の位置で見守り、ご支援くださった事、心より感謝申し上げます。お陰様で、決して一人では為し得なかっただろう「四国一周」にも手が届きました。一生ネタですね。

参加当初は、一般的なツアー同様、素晴らしい景色と美味しい食べ物を楽しむツアーとの認識でした。プラス「四国一周」というキリのいい目標があり、その手段がE-BIKEという理解。「人生を変える」と銘打つだけの理由は見出せぬまま、参加したというのが本音です。

実際、14日間は、想像以上に素晴らしい四国の景色・味覚があり、誰かと魅力を共有したい程に四国が大好きになりました。だから、また個人的にリピートするんだろうなぁと思います笑。

自転車旅については、ただ身体を動かすだけかと思いきや。坂道での葛藤や、積み重ねの尊さ等。生きていれば巡り会う色んなシーンに重なる所が多々。自転車と自分以外の一切の要素が無い分、難解で複雑な人生の様々な事が究極に単純化されて、普段の生活では気付けないような、自分自身の考え方や、問題への向き合い方を幾つも知ることになりました。これは大きな収穫です。

ただ意外な事に、最も価値を感じたのは、「人との出会い」です。今まで出会いがある旅をした事がありませんから。これほど出会いだらけの旅になるとは。あくまで“ツアー”ですし笑。出会いを通じて、沢山の価値観に触れ、生き方に触れ、自身を何度も見直せたし、人生にはもっと多くの選択肢がある事に気付く事ができました。では退職した身で、これからどうするの?と聞かれれば。逆に答を出すのが難しくなりましたが笑。ボチボチといきます。人生は自由なので。

さて、この手記の中で多くの出会いに触れながら、村田さんについて言及する機会はあまり無かったように思います。これはツアーをゴリ押ししたくなかったというのもありますし。次に参加される方のお楽しみにしたかったのもあります。ただ一番影響を受けたのは村田さんかもしれないし、そうじゃないかもしれません笑。「人生色々あったから、ツアーに参加してくれた人が少しでも何か感じてくれるものがあれば良いなと思ってね」と。4日目の晩に言われていた事は忘れられません。この温かいツアーが、他の誰かにも届きますように、心の底から願っております。

最高に幸せな14日間でした。

今後ともよろしくお願いいたします。

カメ子

【PS】結局、最後の最後までお尻は痛かったです笑

四国一周 954 km 【完

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モニターツアー【カメコ編】 記事一覧

DAY走行場所走行距離
1高知県 高知市~須崎市55 km
2高知県 須崎市~四万十市74 km
3高知県 四万十市~土佐清水市55 km
4高知県 土佐清水市~愛媛県 愛南町59 km
5愛媛県 愛南町~宇和島市40 km
6愛媛県 宇和島市~喜多郡 内子町58 km
7愛媛県 喜多郡 内子町~松山市62 km
7.5愛媛県 松山市 & 今治市走行はお休み
8愛媛県 松山市~今治市77 km
9愛媛県今治市~香川県観音寺市92.5 km
10香川県 観音寺市~高松市83 km
11香川県 高松市~徳島県 鳴門市73 km
12徳島県 鳴門市~海部郡 宍喰町99.5 km
13徳島県 海部郡 宍喰町~高知県 室戸市48 km
14高知県 室戸市~高知市77.5 km

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