四国一周ツアー12日目。本日はツアー最長距離99.5kmがノルマです。村田さんからは試練の1日だろうと脅されています。ツアー前には怯む数字でしたが。一昨日、92.5kmを完走し、今となっては、厳しいの?というのが本音 (我ながら強くなりました)。本ルートは常に強風が吹くゾーンらしく。確かに、風の有無や向きで、走行のしやすさが変わるので懸念材料ですね。果たして修羅の道となるのか。
AM7:30。雨。晴れ予報だったのに・・・。天は我を見放したか (※中二病の世界観は嫌いじゃありません笑)。長距離なので、天候の回復を待つ余裕も無く出発。一晩お世話になった旅籠屋を後に、国道28号線を南下します。鳴門の市街地を通るルート。市街地といえば、自転車や歩行者が多く気を遣ったり、凸凹道でお尻が痛かったりと、イイ思い出無しですが。鳴門の町は、これはこれは走りやすいです。素晴らしいのが歩道の切れ目。全く段差を感じさせない滑らか舗装。丁寧なお仕事に感激です。お陰で雨降りでも快適走行。ありがたや。
国道11号線。現在、吉野川大橋手前。少しずつ日が差して、狐の嫁入り。となれば探すのは虹ですね。と、まさかの本当にあった虹。雨に荒んだ気持ちが浄化されてゆく・・・。しかも虹は徐々に2本へ。後に調べれば、二重虹といって吉兆のサインだそうで。筆者、退職したばかりの身なのですが。御利益が節目に因んだものばかり鳥肌が。迷いながら選んだ今なので。大丈夫と背中を押してもらっているようで、これは嬉しかった記憶です。頑張ります!
○願い事が叶う
○今までの事が認められて祝福される
○現状を卒業して、新たなスタートを切るタイミング
○人生が好転する
○なりたい自分になるためのターニングポイント 等々
国道11号線は55号線に切り替わり、徳島市の街を抜けると、段々と建物がまばらに。町と山の中間ぐらいの景色。視界が開けて景観良好です。それにしても今日はペダルが軽い??路面状態が良いのも一因でしたが。なんと追い風が吹いていました(止まるまで気付かず笑)。かなり後押ししてくれていた模様。天が味方してくれていますね。100kmのノルマにも光が。もっと速く走りたい欲が湧いて、サドルの位置を上げていただきました。座ると足が浮く高さ。ツアー初日ではバランスが取れずNGだった高さですが、それも大丈夫。重力を借りて、ペダルは更に軽快に。時速25kmオーバー。電動アシスト機能がオフになる速度、つまり自走です。脂肪燃焼も叶うとあれば、気合いが入りますね。
阿南に入り、暫く続いたバイパスは終了。広かった歩道は無くなりましたが、車の通りもぼちぼちに。これなら車道を走るのも抵抗無し。基本的に歩道より車道の方が、舗装状態は良い場合が多いので、走り易いいのは車道です。道はアップダウンと山中を抜け、国道を離れて「大浜海岸」へ。時は正午。腹ペコですが、観光タイムです。「大浜海岸」はウミガメの産卵地だそう。ウミガメといえば、南国も南国。ハワイとか沖縄のイメージですが、四国にもいるんですね。ビックリ。
「日和佐うみがめ博物館カレッタ」にお邪魔しました。早速玄関で面白いものを発見!甲羅リュック(※本物の甲羅です)。ちなみに筆者ペンネームは「カメコ」。ここは満を持して装着。・・・う。お、重い。それもそのはず。重さ12kg。そりゃウサギに勝てない訳ですよ笑。館内は色んな種類のカメの展示のほか、カメの進化の歴史から生態まで。日和佐の海に上陸するウミガメが年々減っているデータは少し心が痛みました。戻ってくれますように。個人的ツボは子ガメゾーン(0~2歳)。親と違って、ジタバタと動く動く。元気一杯の姿にやられました。ベビーが愛しいのは種を問わずですね。
再び国道55号線に戻り、ランチは「odori」にて。徳島ご当地グルメフェスティバル・鶏フェスで親子丼部門1位を取ったのだとか。これは期待。メニューはとっても豊富。これは迷う。選んだのは、徳島県の特産品・阿波尾鶏をソテー、ハンバーグ、フライで頂ける欲張りプレート。これが大正解。食感・味が全く違って甲乙つけ難い美味しさ。更にセットのサラダやスープ等のお野菜は拘りの地元産。素材の味が存分に活かされて舌鼓しきりでした。フィナーレは、阿波尾鶏の卵を使用したプリンに、徳島県の柑橘・スダチのジュレを掛けて。
ゴールの宍喰まで残り1/3程とのこと。あとちょっと。万歳!今日の調子であれば平均時速20km。後1時間半も走行すれば到着ですかね?ツアー前には途方無く思えた約100kmの数字。怖じ気づかなくなった理由は92.5kmの走行実績もありますが。理由がもう一つありました。時速20km×5時間、あるいは30分走行×10回みたいに可愛く思える所まで分割すると、走れそうと思えるのです。話は少し変わりますが、生きていると描くだけ描いた目標が沢山あります。ですが、非現実的に思えて、取り掛かりもしなかった過去がありました。今日の自転車旅みたいに、工程を超細分化したら良かったんですね。手が届くと思えるところまで。
コース終盤。3月の海に現る人・人・人。「内妻海岸」はサーフィンの人気スポットのようです。ここからは美しい海の景観が続きます。道のコンディションも良いし、言うこと無しですね。
気になる看板を発見。「DMV 世界初が走る町」。調べによると、DMVとはDual Mode Vehicleの略。車と列車のハイブリッドです。モードチェンジに掛かる時間は何と15秒。トランスフォーマーの世界も遠くないですね。すごい!!運用開始はコロナで延期されている模様。デビューが待ち遠しいですね。
写真に何度も止まりながら、ゴール「HOTEL RIVIERAししくい」に到着。とうとう99.5kmを完走です。やりました!!!今日のサイクリングは過去一楽しかったのではないでしょうか?山あり・海あり・少し町ありで飽きない景色と。総じて最高の路面状態。また走りたいと思うコースでした。村田さんの狙いでは修行の日となる予定だったようですが。思惑が外れて不服そう。何かすみません笑。
ご褒美に用意してくださっていたのは、ベッド2つの豪華なお部屋・オーシャンビュー付。す、すごい・・・。驚きは大浴場にも。内湯の奥行きは50m走ができそうな程広く。ガラス張りの一面からは広大な太平洋が眺められます。何より天然温泉で肌触り滑らかのお湯。湯上がりはお肌すべすべ。これは整いますね。
晩御飯の前に少しだけ「白浜海水浴場」に。夕暮れ時の海で深呼吸。全てを遠く感じるような。今日もまた終わっていくのですね。
晩御飯は「ふくちゃん」へ。実は高知県のお店。宍喰は徳島県の端なので、ちょいと足を伸ばせば高知県なのです。頂いたのは「刺身盛」。ハガツオとスマガツオがご登場。鰹は数種類あり、種類ごとにベストな食べ方があるのだとか。奥深いですね。「メバルとアンロクの煮付け」も頂きました。アンロクは徳島県南部で採れる海藻。印象は柔らかいワカメという感じ。今日も海の幸は美味しいです。デザートに狙っていた柑橘シャーベットは残念ながら在庫無し。とっても美味しそうでした。未練。
ホテル帰還でほっと一息。いつもより身体が重いような。走行中は微塵も疲れを感じなかったのですが。アドレナリンで麻痺していたのか。よく頑張ってくれたみたいです。お疲れ様。ベットに沈んで脱力の時。これも至福。さて明日はですね。なんとなんと。親友のガー子が1日一緒に走ってくれます。うーん楽しみです!!!遠足前の気分ですが、多分爆睡。明日も素敵な1日になりますように。
四国一周まであと125.5 km
モニターツアー【カメコ編】 記事一覧
DAY | 走行場所 | 走行距離 |
---|---|---|
1 | 高知県 高知市~須崎市 | 55 km |
2 | 高知県 須崎市~四万十市 | 74 km |
3 | 高知県 四万十市~土佐清水市 | 55 km |
4 | 高知県 土佐清水市~愛媛県 愛南町 | 59 km |
5 | 愛媛県 愛南町~宇和島市 | 40 km |
6 | 愛媛県 宇和島市~喜多郡 内子町 | 58 km |
7 | 愛媛県 喜多郡 内子町~松山市 | 62 km |
7.5 | 愛媛県 松山市 & 今治市 | 走行はお休み |
8 | 愛媛県 松山市~今治市 | 77 km |
9 | 愛媛県今治市~香川県観音寺市 | 92.5 km |
10 | 香川県 観音寺市~高松市 | 83 km |
11 | 香川県 高松市~徳島県 鳴門市 | 73 km |
12 | 徳島県 鳴門市~海部郡 宍喰町 | 99.5 km |
13 | 徳島県 海部郡 宍喰町~高知県 室戸市 | 48 km |
14 | 高知県 室戸市~高知市 | 77.5 km |
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